投稿

4月, 2019の投稿を表示しています

サーバー構成(Java)

Javaの場合であれば最近はTomcatを利用することが大半です。 一昔前は有償のWebLogicやWebSphereなどを使うこともありましたが、 Tomcatで十分運用できるので、あまり使わなくなってきました。 良く聞かれるのが 「 Apache&Tomcatの構成にするんですか? 」という話 15年前では当たり前の構成でした。 そのころはAPサーバー(Javaコンテナ)と言われるミドルウェアとWEBサーバーは別で製品化されており、 APサーバー(Javaコンテナ)側についてるオマケのWEBサーバー機能が貧弱だったためです。 また、静的コンテンツ(画像やHTML 等)が多い場合は、 Apache(WEBサーバー機能)だけでリクエストを処理することが出来て、 Tomcat(APサーバー機能)は処理する必要がなく、負荷分散が出来るという点ですね。 今のTomcatではWEBサーバー機能は問題ありませんし、 そもそもGeneXusで生成されるのはプログラムなので、 Apacheだけでリクエストが処理されることは殆どないので、 負荷分散としてもほぼ効果がないと考えてます。 なので、私は 「 Tomcatだけで良いですよ 」と答えています。 ただ、Apacheはリクエストを処理する機能が多く便利なので、 それらを使いたい場合には、導入しても良いと思っています。 また、シングルサインオンなどでActive Directory(アクティブディレクトリ)と 連携したい場合は、IIS&Tomcatというのも有りですね。 2プロジェクトで運用した経験があります。 いずれ時間があるときに以下の内容を整理したいと思います。 ・Tomcatのアクセスログの調整 ・Tomcatのデータソースを利用するメリットと設定方法 ・Tomcatのセキュリティ関連の調整(サーバーバージョンやヘッダーの設定) ・TomcatのErrorPage設定(GeneXusのErrorHandlerルールの範囲)

アジャイル開発とGeneXus

GeneXusといえばアジャイル開発! と言わんばかりにGeneXus代理店の各社が公表してますね。 私はアジャイル風な開発方法を10プロジェクトほど経験しました。 アジャイル、スパイラル、イテレーション、インクリメンタルといったように 似たような言葉が世の中にありまして、どのスタイルを言っているのか、 分からなくなることがありますので以下に記載します。 ※一緒に仕事をしている方が整理してくれたのですが、 非常に分かりやすかったので、載せさせて頂きました。感謝です。 1)アジャイル  ・繰り返し開発だが、開発を完了したものは一定の品質が常に保証される  ・期間内で品質を保証した機能を提供する  ・「要件定義~設計~開発~テスト~リリース」のフローを繰り返すイメージ  ・2巡目には要件定義(1巡目の機能の改修要件&追加機能要件)を行い、   開発(改修又は作り直し&新規開発)を行い、テストしてリリースという形 2)スパイラル  ・アジャイルとの違いはプロトタイプを使う事  ・期間内で作り上げた機能の品質を次の期間で向上させていく 2―1)インクリメンタル  ・繰り返しの中で新しい機能を追加していく  ・要件定義~基本設計までを完了し、その後の詳細設計~開発~テストを   機能ごとに繰り返していくイメージ  ・木の幹をしっかりと決め、枝葉を順番に作っていく感じか 2―2)イテレーション  ・繰り返しの中で機能の品質を高めていく  ・要件定義~設計~開発を繰り返しながら品質を高めていき、最後にテスト~リリースを行う  ・木を全体の輪郭から作っていき、徐々に中身を濃くしていく感じか こうして整理すると、私が行ったPJはスパイラルが基本で、1)アジャイルは殆どありませんでした。 ただ、多くの人は分かりやすさ・伝わりやすさ優先で、 ・ウォーターフォールじゃなくて繰り返して開発するのは大体「アジャイル」 と言っているような気もします。実は私がそうです。 実際のところ、上記の 1)アジャイルは本当にメリットがあるのかどうか疑問 です。 開発者であれば、テストを行って品質を保証することの大変さはわかるかと思いますが、 1巡のたびに、単体テスト・結合テスト・システムテスト・受入テストまで

コラボDBのピックアップ

イメージ
GeneXusの最新情報をチェックしていたところ、 GeneXusJapan様のコラボDBに非常に良い情報がアップされてました。 テクニカル・ワークショップ関連の情報のようですので知っている人も多いのかとは思いますが。 GeneXusのFAQサイト「コラボDB」 https://www.gxsupport.jp/gxfaq/gamexamplelogin.aspx 3113 GeneXus Report Editorとは GeneXusにもエンドユーザーがカスタマイズできる帳票の作り方があるんですよね。 知ってはいるのですが、どうも記憶に残りずらいのか いまだ顧客へ提案したことが無かった機能です。 エンドユーザー側で帳票レイアウトを調整したいという要件があった時には これを思い出さないといけません。 普通に実現しようとした場合は、かなり高額な帳票ツールやサービスになってしまう所が GeneXusの機能として対応できる可能性がありますので。 3114 ノンプログラミングアプローチとダイナミックトランザクションによる参照系一覧画面の高速化 相当な力作の資料でした。 GeneXusの難しい部分なので、わかりずらいかとは思いますが、 この内容が分かっているかどうかで、作った画面や帳票の品質・レスポンス・開発効率が かなり違いますので皆さんにも是非読んでいただきたい内容です。 かという私も、「ダイナミックトランザクション」は まだそれほど利用頻度が高くありませんが、今後は使っていくことになるだろうと予想しています。 3119 IsValid問題について 私も昔から利用しないことを推奨してましたが、 メーカーの資料としては、、、どうなんでしょう。 これからデジタルトランスフォーメーションや高速開発が浸透して、 GeneXusの出番もどんどん増えてきますので、 もっと品質を上げていっていただきたいと思います。 3120 KB分割論 少々懐かしい響きでした。 第1回のGeneXusユーザー会で、私が行った内容も「KB分割」でした。 その時はGeneXusX Ev1で、ビルド時間が非常に長く(マルチコアCPUに対応してなかった) KB分割するための指針を取りまとめて発表した思い出