フォーカス移動と制御

通常のWEBシステムのフォーカス移動はタブキーとなります。
GeneXusでもそれは同様ですが、KBプロパティに[Field Exit] プロパティがあり、
こちらを設定することで、変更することができます。

[Field Exit] プロパティ
http://wiki.genexus.jp/hwiki.aspx?%5BField+Exit%5D+%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%91%E3%83%86%E3%82%A3,

よく使うのは「Enter, Tab, Shift-Tab」です。
タブキーに加えて、Enterキーでもフォーカス移動を行います。
汎用機やC/Sのシステムに慣れているユーザーだと、こちらを選択することが多いです。

但し、注意点として、
複数行入力可能なテキストエリアの場合、
Enterキーを押下すると、改行ではなく次の項目へフォーカス移動します。

改行をしたい場合はCtrl+Enterとなりますので、
項目付近にコメントや補足で記載するのが良いかと思います。


「Passing Last Char」は使ったことがありません。
汎用機時代の産物だと思いますが、全桁数分入力したら次の項目へフォーカス移動を行う形です。
WEBシステムでは選ばないですね。




ちなみにフォーカス順を調整する場合、通常のHTMLであればtabindex属性を使うかと思いますが、
残念ながらGeneXusにはtabindex属性を調整する機能やプロパティはありません。

HTMLのフォーカス順に従って、左から右へ、上から下への順番で移り、
Tableタグについては、Tableタグ内の項目が終わってから、次のTableタグへ移る。
といった動作になります。
ですので、画面構成や定義で調整をかけていく形となります。



私の経験上、特殊なレイアウト構成にしなければ、実際のシステム開発で困ることは殆どないです。
特殊なレイアウト構成にすると開発工数もメンテナンス工数も増えますしね。

また、コマンドでsetFocusはありますが、初期フォーカス設定に使うもので、
各項目に対して次の項目への移動をさせようとするのは無理があります。

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