GeneXusのオプション設定、起動時オプション

GeneXusをインストールした後に、私が必ず行う設定を紹介します。

GeneXusの[ツール][オプション]



①KBエクスプローラーにディスクリプションを表示


これが

こうなる


②ダイアグラムにディスクリプションを表示


これが


こうなる


③ビルドオプション


・インスタンスの同時生成
・インスタンスの同時分析

これはビルド時にCPUを何コア使うかの設定です。
良いPCを使っている場合は、こちらの設定を確認した方が良いです。

GeneXusは基本1オブジェクトが1ソースとなります。
1ソースに割り当たるコアは一つだけです。
なので、1オブジェクトが大きい場合のビルド時間はCPUの個数ではなく速さに依存します。

ただ、複数オブジェクトをビルドする場合やリビルドする場合には
並列で処理が行われるので、かなりの差が出てきます。

ビルドは分析(Specify)と生成(Build)に分かれており、分析は割と早く終わります。
これに割り当てるのが「インスタンスの同時分析」です。

生成(Build)が実際のJavaソースや.NETのソースの生成です。
物理的にファイルを作るので時間が掛かります。
これに割り当てるのが「インスタンスの同時分析」で、時間が掛かる場合は大体こちらです。

全部のCPUコアをあててしまうとOSが止まるでしょうから、最適な数値を設定するのが良いでしょう。

複数の同時生成処理と分析処理のインスタンス
http://wiki.genexus.jp/hwiki.aspx?%E8%A4%87%E6%95%B0%E3%81%AE%E5%90%8C%E6%99%82%E7%94%9F%E6%88%90%E5%87%A6%E7%90%86%E3%81%A8%E5%88%86%E6%9E%90%E5%87%A6%E7%90%86%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B9,


・ナビゲーション詳細

こちらをTrueにすると、トランザクション画面をビルドした後のナビゲーションで
Rulesに指定した内容の実行順序が出てきます。
トランザクション画面を利用している場合はTureにしておくのが良いです。

これが


こうなる




GeneXusは起動時も幾つかオプションがあります。
コマンドプロンプトからGeneXusインストールフォルダへ進み
以下のコマンドでオプションが表示できます。

GeneXus.exe /?



幾つかありますが、使うとすれば、

/NoLastKB
GeneXus起動時に前回開いていたナレッジを自動的に開きますが、
それを無しにするためのオプションです。

/IDEStyle:black
GeneXusの外観の色を設定するオプションです。

いずれもPC内で複数のバージョンのGeneXusを管理している場合には、
異なるバージョンでビルドしてしまわないように、
前回のナレッジを開かないようにしたり、バージョンによって外観を変えたりすれば
ミスを軽減できると思います。

コメント

  1. オプション設定で、もう一つ有益なものがありました。[トレース]です。
    これを有効にしておくと、ビルドした際の出力ウィンドウの内容がログとして出力されます。

    ビルドするたびに消えてしまいますし、ビルドしたまま帰る場合などには、
    ログに残しておくのも良さそうですね。

    返信削除

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