Javaの有償化とGeneXus

2019年からJavaが有償化されることになりました。
GeneXus15はJavaか.NETのジェネレータから選択しますので、
今後はどうなっていくのか気になる所です。

まず前提として、
GeneXusはプロパティの設定でコンパイラを選択できます。
そのコンパイラを有償のOracleJDKにするか、無償のOpenJDKにするかは
ユーザーの設定次第となります。

ですので、GeneXus的には
「Javaのソースは生成するけど、どのJDKを使うか、
どのバージョンを使うかは自由だよ。」ということですね。


GeneXus社からは「OracleJdkもOpenJDKも両方サポートしていく」と聞いています。
これはJavaジェネレータから生成されたシステムを
両方で動作確認しますよ。ということだと思います。

私は、GeneXusでのWEBシステムをOracleJDKでもOpenJDKでも運用していますが。
実際の所、全く変わりが無いな。という印象です。

新機能を率先して使う場合は、差が出てくるのかもしれませんが、
GeneXusは基本的に他の言語でも同じように動作する形で生成しますので、
あまり新しい機能や、言語固有の機能は使っていないことも要素としてあるのかと思います。


ただ、脆弱性という意味ではOpenJDKの方は
これから半年に一度のアップデートは必須になっていくのかと思います。

OracleJDKももう少し安ければよいのですが、結構高いですね。
正確ではないですが、WEBシステムとして使うのであれば1CPUで60万円なのかな。
ユーザー数カウントだと1ユーザー1万円位。



数年前までの私の実績ではJava5割、.NET5割だったのですが、
近年はクラウドサーバーを利用することが増えて、Javaが6・7割位になってました。

クラウドサーバーの場合はWindowsOSだと高いので、
LinuxでJavaでTomcatでPostgreSQLで、といった形で、
ユーザーにも開発者にも手軽にシステムが作れて運用できていたので、
それが難しくなってくるのは非常に残念です。



GeneXus16では.NET Coreジェネレータが搭載されます。
.NET Coreがどれだけ普及するか、私には全く予想がつかないのですが、
ユーザーにとってシステムを手軽に作れて、使えるようになることを期待しています。

コメント

  1. 最新の価格が公開されてました
    https://www.oracle.com/technetwork/jp/java/javaseproducts/overview/javasesubscriptionfaq-4891443-ja.html

    思ってたよりずいぶん安いですね。
    非商用であれば無料
    商用の場合は開発者は月300円、サーバーは月3000円

    返信削除
  2. ああ、最新というか、サポートの種類で価格が違うのね。。。
    最初に私が見たのはJava SE Advancedで、先日のはJava SE Subscriptionということでしたか。

    今までと同じ感覚で使うのであれば、安いJava SE Subscriptionの方で大丈夫ですね。

    返信削除

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